平成4年版 通信白書

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第3章 ゆとりと活力のある情報社会の形成と電波利用

第5節 21世紀の情報社会と電波

 電波は、移動通信を中心にその利用が急増しており、また、通信や放送以外にも、家電、医療から地球環境保全まで社会生活において幅広い分野で活用されている。今や電波は快適な日常生活を送る上で欠くことのできないものとなっており、21世紀の豊かさとゆとりを実感できる社会の実現に向けて、より便利で高品質なシステムに対するニーズが高まるに従い、電波利用の果たす役割はますます増大していくものと考えられる。
 一方、我が国と国際社会とのつながりが一層強まり、また、我が国の占める大きさも高まってくるにつれて、同じ地球に住む一員として我が国は従来以上に国際社会に大きな影響を及ぼし、責任の重さが増大してきている。この傾向は今後ますます強まっていくものと考えられ、国民一人ひとりがこうした自らの責任の自覚を持ち行動することが必要とされる時代、いわゆる地球市民の時代を迎えている。
 このため、本節においては、豊かさを実感できる暮らしを実現するとともに、地球市民時代における我が国の責務に対応するため、21世紀に向けた電波利用の課題と方策について示すものである。

 

 

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