平成4年版 通信白書

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第1章 平成3年情報通信の現況

(3)生活環境の変化と家庭の情報化

 家庭における情報化は、情報通信機器及び情報通信ネットワークの普及により後押しされ、ライフスタイルの変化に伴う生活の深夜化、キャッシュレス社会の進展等により、生活の各場面に密着した、個別の需要に応えることが期待される状況となっている。
 また、郵政省調査によると、情報を入手する際の利用媒体については第1-3-30表のとおりとなっており、単一媒体の利用ではなく、生活情報の分野ごとに複数の媒体を組み合わせて利用しており、これにより、利用者自身が情報の質と量とを高めているものと推測される。
 同調査において、今後の家庭における情報化に大いに期待する点の上位項目をみると、[1]常に新しい情報が入手できる(42.8%)、[2]家庭にいて、手軽に情報が入手できる(39.3%)、[3]利用する目的に応じて、必要な情報を引き出すことが容易になる(38.3%)と、最新の情報を入手したいという欲求とともに、情報を主体的に活用したいとする意識がうかがわれる。
 このような状況から今後の家庭の情報化については、最新の情報が家庭において手軽に入手できるシステムづくりと、家庭における情報利用者自身が情報を選択し加工することを容易とする、データベースサービス等のサービスや機器の提供が求められているものと考えられる。

第1-3-30表 生活情報の各区分と情報入手利用媒体

 

 

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