平成4年版 通信白書

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第2章 情報通信政策の動向

(3)ハイビジョンの普及促進

 ハイビジョンは放送分野だけではなく、映画、印刷等の広範な分野への応用が可能であり、21世紀に向けての高度情報社会において中核的な地位を占める映像メディアとして大きな期待が寄せられている。郵政省では、ハイビジョンの普及促進に向けての施策として、ハイビジョン放送の実施やハイビジョン・シティ構想の推進を行っている。
 ア ハイビジョン試験放送の開始
 世界で初めてのハイビジョン試験放送が3年11月25E日に開始された。
 また、国民がハイビジョン試験放送を視聴できる機会を確保するため、駅・空港等多くの人が集まる公共の場所等にハイビジョン受像機が設置されている。
 イ ハイビジョン・シティモデル都市の指定
 ハイビジョンを都市の生活空間に導入し、活気と潤いにあふれた先進都市を構築することにより、地域の活性化と魅力ある都市づくりを目指すハイビジョン・シティ構想については、3年度新たにハイビジョン・シティモデル都市に京都府園部町を追加指定し、これで指定地域は24地域(24市、1町)となった。このうち19地域でハイビジョンシステムが運用中である。郵政省としては、財政投融資、税制等の各種の支援措置により、関係団体の協力も得ながらシステム構築を全面的に支援し、ハイビジョン・シティ構想の推進に取り組んでいる(第2-3-3図参照)。

第2-3-3図 ハイビジョン・シティモデル都市の指定状況

第2-3-3図 ハイビジョン・シティモデル都市の指定状況(4年3月末現在)

 

 

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