平成4年版 通信白書

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第2章 情報通信政策の動向

(4)通信と放送の境界領域的サービスについて

 通信衛星の送受信技術の進展により、地球局設備の小型化と、衛星を介した多種多様なサービスの提供が技術的に可能となった。元年に民間通信衛星の運用が開始されて以来、衛星通信の特長であるところの同報性、広域性等を利用した様々なサービスや中継器の利用及びその技術の発展が進んでいる。当該通信衛星を利用したサービスの中には、衛星を利用した同報通信等の、いわゆる通信と放送の境界領域的サービスが出現している。
 郵政省では、通信衛星を利用した放送を可能にするため、元年6月、放送法等の改正を行い、委託放送事業者及び受託放送事業者の制度を導入したが、引き続き、このような通信と放送の境界領域的サービスに対しては、サービスの発展及び受信者の利益の保護・増進の観点から、検討を行っていく必要が高まっている。

 

 

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