平成4年版 通信白書

本文へジャンプ メニューへジャンプ
トップページへ戻る
操作方法


目次の階層をすべて開く 目次の階層をすべて閉じる

第3章 ゆとりと活力のある情報社会の形成と電波利用

第4節 電波利用分野における技術開発の促進

 情報通信の高度化、多様化、パーソナル化が進展する中で、携帯型電話、衛星放送、無線LAN等機能的で利便性の高い、電波を利用した通信システムに対する要望は一層大きくなっている。また、公衆電気通信網のISDN化が進展する中で、無線通信もISDNとの融合が図られて有線無線一体となったネットワーク構築が進むと考えられており、そのためのデジタル技術等の技術開発を促進する必要がある。一方、情報化の進展がかえって生活の豊かさやゆとりの達成に障害とならないよう、人や生活環境に負担をかけないヒューマン・インタフェースの開発など、かしこく、人にやさしい端木の開発やネットワーク構築を進めるとともに、盗聴や混信など電波に特有の脆弱性を改善し、信頼性を向上するための技術開発も重要である。
 また、増大する電波需要に対応した新たな周波数資源の開発と電波の有効利用技術の開発を促進する必要がある(第3-4-1図参照)。

第3-4-1図 電波利用分野における技術開発

 

 

(3)周波数有効利用促進のための支援措置 に戻る 第3章第4節1(1)移動通信技術の開発 に進む