平成4年版 通信白書

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第2章 情報通信政策の動向

(2)電気通信格差是正事業の推進

 国は、3年度から、「生活関連」の公共投資として、「電気通信格差是正事業」を推遜している。具体的な事業の内容は、
[1] 地上系民間テレビジョン放送の難視聴を解消するための中継施設の整備
[2] 全国どこでも自動車電話等の移動通信サービスが使えるようにするための鉄塔施設の整備
であり、事業の実施主体である公益法人は、4年3月末現在31法人設立されている。3年度の実施地区は,[1]の事業については26道県36地区、[2]の事業については13道県16地区となっている。
 また、3年度から実施されている内容のほが、新たに
[3] 地上系民間テレビジョン放送の難視聴を解消するための共同受信施設の整備
[4] 沖縄県先島地区における地上系民間テレビジョン放送の難視聴を解消するための海底ケーブル敷設等の施設整備
[5] 民間中波ラジオ放送の受信障害を解消するための中継施設の整備
が実施されることとなっており、これらの事業の継続・拡充に必要な経費として、4年度予算において1前年度比10億1,300万円増の20億1,600万円が計上されている。
 国は、これらの施設の整備に要する経費について、事業の内容に応じ、同経費の4分の1から3分の2までを地方公共団体等に対して補助するものである(第2-1-2表参照)。

第2-1-2表 電気通信格差是正事業のスキーム

 

 

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