平成4年版 通信白書

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第3章 ゆとりと活力のある情報社会の形成と電波利用

(5)気象観測システム

 気象庁では、本庁と管区気象台間、管区気象台相互間等で無線回線網を構成し、平常時の気象通信のほか、非常時における気象通報の確保を行っている。それ以外に、気象レーダ、気象ロケット、海洋気象観測船等の観測とデータの伝送に広く電波が利用されている。特に、地上約3万6千kmの赤道上から地球の約4分の1を観測している静止気象衛星ひまわりは、データ中継機能も持っており、航空機、船舶や山岳、離島などの観測点からの気象データを自動的に中継するために利用されている。また、気象衛星からの気象データを企業、学校等が直接受信して利用することも行われている。

 

 

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