平成5年版 通信白書

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第2章 情報通信政策の動向

第1節 情報通信政策の展開

  1 21世紀に向けた新たな情報通信基盤の整備について

 情報通信基盤は、我が国の産業、経済及び国民生活を支える社会基盤として大きな役割を果たしている。しかし、今後の発展と高度情報化の進展に伴い、国民生活及び経済活動の情報通信に対する依存が格段に高まっていることにかんがみ、情報通信基盤の抜本的な高度化を早急に図っていくことが期待されている。
 一方、情報通信インフラの整備については、長期間にわたって莫大な資金が必要であり、需要の程度・時期が必ずしも明確ではない。また、官民の適切な役割分担、技術革新に対応した制度の確保等の課題が生じている。そこで、技術開発動向を踏まえた情報通信インフラの整備方策に関し、総合的かつ具体的な指針の早急な策定が必要となっている。このような問題意識のもと、5年3月に、21世紀に向けた新たな情報通信基盤の整備の在り方について電気通信審議会に諮問した。なお、答申は6年3月に行われる予定である。

 

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