平成5年版 通信白書

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第3章 映像新時代を迎える情報通信

(1) 国際的な相互理解の促進

 世界の文化等に対する国民の理解を深め、日本の社会・文化等に対する理解を促進するため、映像を活用した国際交流の促進は、諸外国との相互理解を促進する上で重要であり、経済審議会の答申「生活大国5か年計画」(4年6月)においても、「視聴覚媒体の効果的な活用・充実等による我が国の情報発信能力の強化を図る」旨提言がなされている。
 このため、放送ソフトの海外への提供に対する支援、国際番組ライブラリーの構築、運営並びに内外の放送関係者の人的交流の促進等を行う機関として3年4月、(財)放送番組国際交流センターを設立し、対日理解促進のための番組を海外へ提供する事業を推進しているところである。
 同センターでは、テレビ番組の吹替えや衛星伝送に対する支援、外国語に吹替えた番組を集積する国際番組ライブラリーの運営等を通じて、放送ソフトの海外提供を促進しているほか、映像情報分野における開発途上国への国際協力に資するため、マレイシア、中南米等で放送番組に関する需要調査等を行った。
 また、米国においては、日本語の番組配信サービスが在米の日本人向けに行われているほか、欧州では、アストラ衛星を利用した日本語番組配信サービスが実施されている。

 

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