平成5年版 通信白書

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第3章 映像新時代を迎える情報通信

(5) 映像ソフトをめぐる動向

 映像ソフトの放送ソフト利用等に関連する動向としては次のようなものがある。
 ECでは、テレビ、映画を統一市場内で制作、流通させ、その制作能力を強化し、視聴覚産業の発展を図るために、EC委員会の主導によるMEDIA計画を進めており、配給、制作、訓練、資金の四つのジャンルについて、振興策を推進している。
 また、フランスでは、CNC(国立映画センター)が、映画、テレビ等に対する財政的支援措置等を行っている。その資金は、映画チケットの価格に転嫁される特別税、放送局収入に課せられる税等から賄われており、COSIP(番組産業支援基金)と呼ばれる。また、民間の資金を集めて映画・テレビ番組に投資するSOFICA(映画・視聴覚産業投資会社)へ投資した個人等には、投資した金額を課税所得金額から控除することなどが認められている。

 

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