平成5年版 通信白書

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第2章 情報通信政策の動向

(6) デジタル音声放送技術の開発推進

 音声放送としては、中波放送、FM放送等が実用化され、広く普及している。しかしながら、近年の高品質の携帯型音響機器、カーラジオ等の普及により、移動しながらでも良好に受信可能であり、かつ高品質な音声放送に対するニーズが増加してきた。一方、音声信号のデジタル圧縮技術をはじめとするデジタル技術が大きく進展した。また、無線通信部門においては、デジタル音声放送技術に関して各国の研究開発を促進している。
 このような状況を踏まえ、郵政省では、移動受信が可能な高品質デジタル音声放送(CDと同等)を実現するための技術について調査研究を進めている。4年度からは「音声放送技術研究会」を開催し、地上系の移動体デジタル音声放送、デジタル中波放送について、放送方式、周波数等に関する具体的な調査研究を行っている。
 

 

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