平成5年版 通信白書

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第2章 情報通信政策の動向

(3) OECD/ICCP委員会の動向

 OECDの情報・コンピュータ・通信政策(ICCP)委員会においては、1992年11月に開催された理事会において、情報システムの安全性を向上し、開発や利用を一層促進するための安全のための枠組み作りに資するよう、「情報システムの安全のためのガイドライン」が勧告として採択された。これにより、情報システムの安全性について、国際的に共通の基本的考え方が認識され、各国においては、情報システムの安全性の確保、維持を図ることが推奨されるとともに、国際的にも安全性の確保に関する協力が進められるものと考えられる。
 また、1992年11月に郵政省、通産省及びOECDの共催により、IT(情報技術)の標準化ワークショップが開催され、標準化におけるユーザーの参加、政府の役割について検討された。
 そのほかにも、現在、国際計算料金、移動体通信等に関する各国の通信政策の調整等が行われている。また、インフラ整備の観点から、通信分野における旧ソ連諸国や東欧諸国への支援も行われているところである。

 

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