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第2章 情報通信政策の動向(8) 首都圏広域地殻変動観測施設の整備 郵政省では、国民の日常生活にとって大きな脅威である地震の前兆である地殻変動を精密にとらえ地震予知に資するため、超長基線電波干渉計(VLBI:Very Long Baseline Interferometry)観測技術等を活用した首都圏広域地殻変動観測施設の整備を行っている。VLBIとは、遠方にある天体電波源から発せられた電波を遠く離れた二つ以上のアンテナで同時に受信して、電波がそれぞれのアンテナに到達する時間差(遅延時間)を測定することによってアンテナ間の距離を超精密に測定する技術である。郵政省では、現在1cmの測地精度を持つVLBI技術を確立済みである。この技術を活用して日本列島周辺のプレート運動の解明等を行っており、プレート運動によって発生する地震の予知の向上に貢献している(第2―6―2図参照)。
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