平成5年版 通信白書

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第2章 情報通信政策の動向

4 放送の国際化への対応

 近年、衛星技術の進歩により、いわゆる「国境を越えるテレビ」が技術的に可能となっており、アジアや欧州においては、広範囲なサービスエリアの衛星により多国間にまたがるサービスが開始されている。
 このような状況において、郵政省は4年10月から5年3月まで「放送分野の国際化に関する調査研究会」を開催し、「国境を越えるテレビ」について、諸外国の放送法制や実施状況を把握するとともに、我が国としての対応の在り方について検討を行った。
 同研究会の報告では、自由な情報の流通・国際交流の促進等の観点から「国境を越えるテレビ」のメリットを評価する一方、放送秩序等への影響という解決すべき課題を掲げ、我が国の社会・放送秩序と整合性が図れるものについては、一定の条件の下に国内の放送に準ずるものとして認知するよう提言している。

 

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