平成5年版 通信白書

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第2章 情報通信政策の動向

(8) パートナーズ計画

 国連及び国際宇宙年宇宙機関会議は、1992年を国際宇宙年と位置づけ、これを契機に、宇宙に関する教育・普及活動を推進し、宇宙活動における国際協力の促進と宇宙科学と宇宙開発の両面における宇宙空間の平和利用の発展の年にしようとする取組を国際的に進めている。特に宇宙先進国に対しては、開発途上国に対する宇宙開発成果の還元、技術移転を含む教育・普及活動の実施について要請されている。
 これを受けて、我が国では、1992年11月から郵政省、科学技術庁及び宇宙開発事業団が中心となり、大学や民間機関と協力して、アジア・太平洋の開発途上国に技術試験衛星V型用の簡易な地球局を設置し、大学や研究機関等の間で衛星を利用する共同実験計画であるパートナーズ(PARTNERS)計画を推進している。
 パートナーズ計画では、衛星通信の電波伝搬実験や遠隔教育、遠隔医療等の衛星利用実験等を通じて技術移転、技術交流を行い、国際協力の促進を図ることとしている。

 

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