平成5年版 通信白書

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第3章 映像新時代を迎える情報通信

(1) 新しいテレビをめぐる動向

 米国では、FCC(米連邦通信委員会)が次世代テレビATV(Advan- ced Television) を検討しており、地上波によるデジタルテレビジョンの実現が有力になっている。1993年には現在選考の候補として残っているデジタルの4方式について再テストを行う予定である。その後、フィールドテストを経て最終的に方式を決定する予定である。
 導入に関しては、1996年までにATV放送局の申請、1999年までに放送の開始、2000年までに50%サイマルキャスト(NTSC方式とATV方式の番組同時放送)の実現、2002年までに 100%サイマルキャストを達成し、2008年までにNTSCからATVへ全面移行の計画が示されている。
 ECでは、衛星放送によるアナログ伝送方式の独自規格HD-MAC方式を開発している。
 また、ドイツを中心に、現行のPAL方式と互換性をとりつつ、画面の横長化、高画質化を図るPAL plus 方式の研究が行われている。

 

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