平成5年版 通信白書

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第2章 情報通信政策の動向

2 重要性を増す標準化の推進

 (1) 電気通信の標準化推進に対する取組

 電気通信の高度化・多様化が進展しているが、不特定多数のユーザー間で円滑な通信を行うためには、端末及びシステム相互間の通信方式等の標準化が不可欠である。国際標準化は、主として国際電気通信連合(ITU)の電気通信標準化部門及び無線通信部門で行われている。
 また、我が国では社電信電話技術委員会(TTC)を始めとする民間標準化機関、欧州では欧州電気通信標準化機構(ETSI)、米国ではT1委員会が、各地域内での標準化を進めている(第2―6―3図参照)。
 このような状況の中で、以下のような標準化推進に対する取組を行っている。
[1] 電気通信技術審議会を中心とした国際標準化機関の国際標準化活動への寄与
[2] 電気通信技術審議会の答申に基づく各種規格や推薦通信方式(JUST)の作成
[3] 相互接続試験を実施しているHATS推進会議(高度通信システム相互接続推進会議)の試験対象の拡大と普及活動の強化
[4] 国内の民間標準化機関であるTTC、RCR((財)電波システム開発センター)、BTA(放送技術開発協議会)等により構成される電気通信標準化関係機関連絡会の開催
[5] OSI(開放型システム間相互接続)対応装置等の国際標準に準拠する端末及びシステムに対する各種支援策の推進

第2-6-3図 電気通信分野における日・米・欧の標準化機関

 

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