平成7年版 通信白書

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コラム

コラム9 主な低・中軌道衛星システム

 現在、サービス提供を計画している低・中軌道衛星システムの主なものとしては、インマルサットP、イリジウム、グローバルスター等がある。
 インマルサットPは、高度1km前後の中軌道に12機の周回衛星を用いて、地球の全域をカバ一する携帯電話・無線呼出しサービスを提供しようとする計画である。
 また、イリジウム及びグローバルスターは、1千km前後の低軌道にそれぞれ66機及び48機の周回衛星を用いて同様のサービスを提供しようとする計画である。
 これらの計画は、携帯端末により世界中どこでも通信ができることから、社会経済活動のグローバル化に対応した新システムとして、利用者の利便性を飛躍的に向上させるものとして期待されている。
 なお、これらの計画は、現在その実現に向けてそれぞれ具体的準備が進められており、インマルサットPについては、1995年1月24日、事業提供主体として、インマルサット及び署名当事者からの出資による「I-COグローバルコミュニケーション社(仮称)」の設立等が行われたところであり、米国の低軌道周回衛星通信事業者であるイリジウム、グローバノレスター及びオデッセイの3計画については、1995年1月31日、米国FCC(連邦通信委員会)が事業免許付与を決定したところである。


主な低・中軌道周回衛星計画の概要



 

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