平成7年版 通信白書

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第3部 マルチメディア化と情報通信市場の変革

5 少子・高齢化の進展


 「老年人口・高齢化率」(総務庁「国勢調査」、厚生省「日本の将来推計人口」)等によると、我が国においては、出生数が減少する一方、平均寿命の伸びが著しく、高齢化が進行している(第3-2-1-20図参照) 。
 生活の充実を図るためには自由時間をいかに有効に使うかであるが、特に就業していない高齢者にとっては重要である。公民館等を利用した高齢者対象の各種の講座数・受講者数はともに増加しており、生涯学習に対するニーズの高さを示している(第3-2-1-21表参照) 。また、「高齢者の日常生活に関する調査結果報告書」(6年9月総務庁)によると、高齢者の約8割がテレビを日常生活の楽しみとしている(第3-2-1-22図参照) 。
 一方、高齢者世帯や一人暮らしの高齢者も増加傾向にあり、「長寿社会における男女別の意識の傾向に関する調査」(元年2月総務庁)によると、高齢者の老後の不安には、寝たきりになったときや孤独に対する不安がある(第3-2-1-23図 、3-2-1-24表参照) 。したがって、高齢者の生活や外出したくても外出できない高齢者をサポートする環境の充実が必要となる。


第3-2-1-20図 老年人口・高齢化率の推移

第3-2-1-21表 教育委員会と公民館における高齢者対象の学級・講座の状況

第3-2-1-22図 高齢者の日常生活の楽しみ

第3-2-1-23図 高齢者世帯数の推移

第3-2-1-24表 老後の生活への不安
 

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