平成7年版 通信白書

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第3部 マルチメディア化と情報通信市場の変革

第1節 マルチメディア時代に向けた研究開発の動向

 マルチメディア時代に向けて、情報通信産業の各企業は、様々な研究開発を行っている。各企業の取り組みは、新たなマルチメディアサービス開発に向けたシステムコンセプト作り、マルチメディアを支える基盤技術や要素技術の開発、さらには個々の技術を統合して新たなビジネスを開拓しようという試みに発展している。そうした一方で、新たなマルチメディアサービスの実現に向けて異業種間の協力が必要となること、近年研究開発に多額の費用が必要となること、さらには市場で大きなシェアを占める企業の製品の仕様が事実上の標準(デファクトスタンダード)となる傾向があること等の理由から、研究開発や標準化をめぐり、様々な企業間での提携や資本参加等が行われている。
 ここでは、マルチメディア時代の新たなサービスの実現に向けて、各企業が積極的に推進する研究開発の動向を、マルチメディアを支える代表的なシステム・技術の中から、主に通信・放送分野と関わりが深いものについて取り上げ概観する。

 

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