平成7年版 通信白書

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第3部 マルチメディア化と情報通信市場の変革

第2節 EU

 1 情報通信政策の枠組み

 1993年1月、欧州共同体(EC)統合市場が発足し、同年11月、マーストリヒト条約の発効に伴い欧州連合(EU)が誕生した。EUにおいては、域内における人、物、サービス及び資本の移動が自由な市場を完成するために、域内の電気通信の強化が重要な要件の一つであるとの認識がある。
 EUの情報通信政策は、欧州委員会が閣僚理事会に提案を行い、閣僚理事会がこれを採択することによって執り行われるのが大筋である。理事会が採択する政策手段には、規則、指令、決定、勧告及び意見があるが、これらのうち最も拘束力の強い規則は、すべての加盟国に対して法的拘束力を持ち、当該国の国内法に優先する。

 

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