平成7年版 通信白書

本文へジャンプ メニューへジャンプ
トップページへ戻る
操作方法


目次の階層をすべて開く 目次の階層をすべて閉じる

第3部 マルチメディア化と情報通信市場の変革

第8節 国際的な取組


 1 GII構想


 GIIは、「強固で持続可能な経済発展」、「強力な民主主義」、「地球的及び地域的な環境問題への挑戦」等を目的とし、「すべての人々がコミュニケーションできる情報スーパーハイウェイによって地球を取り巻く世界的情報ネットワーク」と定義され、1994年3月のITU世界電気通信開発会議において米国副大統領により提唱された。
 米国は、GII構築の5原則として、[1]民間投資の促進、[2]競争の促進、[3]急速な技術進歩と市場の変化に対応できる規制の在り方、[4]すべての情報提供者に開かれたネットワークの提供、[5]ユニバーサル・サービスの確保、を掲げている。
 その後、世界的な情報インフラの構築については、ナポリ・サミットの合意に基づき、1995年2月にベルギーのブラッセルにおいて開催された「情報社会に関する関係閣僚会合」において、世界的な情報社会の実現のための8原則等(第2部第2章第2節1(3) 参照)についてG7各国のコンセンサスを得た。

 

2 主な情報通信政策 に戻る 2 AII構想 に進む