平成13年版 情報通信白書

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第1章 特集 加速するIT革命

1 情報通信機器の保有状況

インターネット利用を動機としたパソコン購入が増加傾向

 ITの国民生活の浸透状況に関し、まず情報通信機器の普及についてみると、「通信利用動向調査」(総務省)によれば、平成12年においては主な情報通信機器の保有率は全て増加している(図表1))。特にパソコンについては、同年の国内出荷台数が対前年比25%増と大幅な伸びを示し、初めてカラーテレビの出荷台数を上回っているが、その結果世帯保有率も11.6ポイントと大幅に増加している。また、携帯電話の世帯普及率も9.6ポイントと引き続き増加傾向を維持しており、平成12年には全世帯のおよそ4分の3にまで達している。
 パソコンの普及についてその要因をみると、郵送アンケートでは、パソコンの購入動機として「インターネットを利用するため」と回答した割合は、5年以上前の購入者では15.5%にとどまっている一方、ここ1年未満で購入した回答者では61.8%に達しており、5年以上前の購入者では回答率が最も高かった年賀状、住所録等の「家庭での用事に利用するため」との回答(44.4%)を大きく上回っている。また、パソコンの所有世帯におけるインターネット接続率を平成11年と比較すると、49%から62%と13ポイント増加しており、インターネットがパソコンの家庭への普及を牽引している状況がここからもうかがえる(図表3))。また、携帯電話についても、携帯電話所有世帯のうちインターネット接続が可能な端末を所有している世帯の割合についてみても、14%から34%と20ポイント増加している。

図表1) 主な情報通信機器の世帯保有率の推移
主な情報通信機器の世帯保有率の状況
図表2) パソコンの購入時期と動機(複数回答)
パソコンの購入時期と動機(複数回答)
図表3) パソコン・携帯電話保有世帯におけるインターネット接続率
パソコン・携帯電話保有世帯におけるインターネット接続率

 


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