平成13年版 情報通信白書

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第2章 情報通信の現況

第5節 郵便事業

1 概況

引き続き財政は厳しい状況

 郵便事業財政は、平成9年度に戦後初めて収益が前年度実績を下回ったことから、単年度利益が大幅に減少し、平成10年度も引き続き収益が対前年度マイナスとなったことから、平成5年度以降5年ぶりに625億円の単年度赤字となり、平成11年度においても、553億円の赤字を計上した(図表)。
 平成12年度予算(補正後)においては、平成11年度に比べて202億円の改善をしているが、351億円の赤字を見込んでおり、平成13年度予算においても、303億円の赤字を見込んでいる。しかしながら、赤字額は縮小傾向にあり、平成12年度、平成13年度についても更に縮小の見込みである。
 このような厳しい状況を踏まえ、郵便事業では新郵便番号制に基づく新処理システムの着実な推進や情報化・効率化など経営基礎体力の強化を推進していく中で、増収と経費節減に努め、健全な事業財政の維持に努めていくこととしている。

図表 郵便事業の財政状況(推移)
郵便事業の財政状況の推移

 


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