平成13年版 情報通信白書

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第2章 情報通信の現況

2 電気通信サービス

(2)通信メディアの利用状況 4)通信圏・距離区分別通信

区域内及び隣接区域内の近距離通信が多い

 平成11年度における固定系通信(加入電話・ISDN)、携帯電話及びPHSの通信圏・距離区分別の通信状況については、以下のとおりである。
 
1)固定系通信
 各MA(単位料金区域)から発信される固定系通信のうち、全通信回数の61.0%が同一MA内で行われており、また全通信回数の74.6%が隣接MAまでの範囲で行われている(図表1))。
 
2)携帯電話
 携帯電話の通信量を距離区分別にみると、通信回数の92.5%、通信時間の88.5%が、営業区域内及び営業区域隣接県への通信となっていることが分かる(図表2))。
 距離区分別の1通信当たりの平均通信時間は、営業区域内及び営業区域隣接県への通信が1分30秒、その他の通信は2分25秒と、1回当たりの通信時間は距離区分が長くなるに従って長くなっている(図表3))。
 
3)PHS
 PHSの通信量を距離区分別にみると、通信回数では約80%が、通信時間では約76%が区域内及び隣接区域への通信となっている(図表4))。
 距離区分別に1通信当たりの平均通信時間をみると、携帯電話同様に距離区分が長くなるほど1回当たりの通信時間が長くなる傾向がある(図表5))。

図表1) 固定系通信における通信圏の推移(全国平均、通信回数)
固定系通信における通信圏の推移(全国平均、通信回数)
図表2) 距離区分別通信回数及び通信時間(携帯電話)
距離区分別通信回数及び通信時間(携帯電話)
図表3) 1加入者当たりの距離区分別利用状況(携帯電話)
1加入者当たりの距離区分別利用状況(携帯電話)
図表4) 距離区分別通信回数及び通信時間
距離区分別通信回数及び通信時間(PHS)
図表5) 1加入者当たりの距離区分別利用状況(PHS)
1加入者当たりの距離区分別利用状況(PHS)

 


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