平成13年版 情報通信白書

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第3章 情報通信政策の動向

3 番号ポータビリティ

電気通信事業者を変更しても引き続き利用可能な電話番号

 番号ポータビリティとは、利用者が契約する電気通信事業者を変更してもこれまで使用していた電話番号を引き続き使用できるようにすることである。
 従来、利用者が契約している電気通信事業者を変更する際には、電話番号を変更することが余儀なくされていた。そのため、利用者に番号変更の周知等のために大きな負担がかかるだけではなく、利用者が他の事業者に契約変更する際の障壁となりうる状況となっていた。
 このような状況に対応するため、電気通信審議会において平成8年12月「接続の基本的ルールの在り方について」の答申が取りまとめられた。それを受けて、郵政省(現総務省)では番号ポータビリティの実現に向けた研究会を開催し、平成12年12月省令を施行し、平成13年3月には、番号ポータビリティが実現された(図表1))。これにより、事業者を変更した後にも同じ番号を引き続き使用できるようになるため、利用者がより電気通信事業者を選択し易くなり、利用者の利便性の向上及び事業者間の競争の促進が図られるものと期待されている。

図表1) 番号ポータビリティ実現までの経緯
番組ポータビリティ実現までの経緯
図表2) 提案されている一般加入電話・ISDNの番号ポータビリティの実現方式
提案されている一般加入電話・ISDNの番号ポータビリティの実現方式

 


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