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第2章 情報通信の現況2 電気通信サービス
(9)衛星移動通信 新たな事業者がサービス開始を計画中 衛星を利用した移動通信システムには、赤道上空約36,000kmの軌道上にある静止衛星を利用したシステムと周回衛星を利用したシステムがあり、両者とも衛星を介した船舶、航空機、車等の移動通信サービスを提供している。 現在、我が国における静止衛星を利用した移動通信サービスは、インマルサット及びN-STAR等の通信衛星を介して提供されている。インマルサットミニMは、南極及び北極以外の全世界をサービスエリアとして、平成9年10月よりサービスを開始した。また、N-STARを利用した移動通信サービスはNTTドコモが日本国内及び海上約200海里までをサービスエリアとして、平成8年3月よりサービスを開始した。 一方、周回衛星は静止衛星に比べて衛星軌道が低く、端末の小型化・携帯化及び伝送遅延の小さな通話が可能である。 周回衛星を利用した移動通信サービスは、平成11年3月からオーブコムジャパンが、双方向のデータ通信及び測位サービスを開始した。グローバルスター及びICOにおいても、周回衛星を利用した移動通信サービスを計画している(図表)。 図表 周回衛星を利用した衛星電話等の概要
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