平成13年版 情報通信白書

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第2章 情報通信の現況

2 衛星

宇宙通信とJSATの東経110度衛星が打上成功

1)国内サービス
 第一種電気通信事業者が国内サービスに使用中の静止衛星は、平成12年度末現在13機であり、総トランスポンダ(電波中継器)数は411本である。平成12年10月には、宇宙通信とJSATが、東経110度に共同利用衛星(スーパーバード-D及びJCSAT-110)の打上げに成功している。
 衛星の利用分野は、JCSAT、スーパーバード及びPASが主に企業内通信、デジタル多チャンネル放送、衛星インターネット等であり、N-STARが離島通信及び災害時等の迂回用となっているほか、移動通信サービスにも用いられている。
 一方、放送衛星は、平成12年度末現在4機であり、BSAT-1a、BSAT-1b及びBS-3Nがアナログ放送用(BSAT-1b及びBS-3Nはバックアップ用)、BSAT-2aがデジタル放送用である。
 
2)国際サービス
 第一種電気通信事業者が国際サービスに使用中の静止衛星は、平成12年度末現在21機である(図表)。
 
3)その他
 以上のほか、低軌道衛星として平成11年3月に運用を開始したオーブコムジャパンが新たに地球規模の双方向データ通信及び測位サービスを展開している。また、平成11年12月に米オーブコム社とカナダのテレデシック社が協同して7機の衛星通信の打上に成功しており、現在オーブコムは35機体制となっている。

図表 国内サービスに使用中の衛星の概要
国内サービスに使用中の衛星の概要

 


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