平成8年版 通信白書

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コラム

コラム7 インターネットに接続する簡易端末

 最近、インターネットをはじめとしたネットワークの利用を前提に、機能を絞り込んで低価格化を図った端末の販売計画が家電メーカー等から相次いで発表されている。「インターネットに接続する簡易端末」といわれるこれらの端末を通して、インターネットの多彩なホームページやインターネット経由の電子メールが今までより簡単に利用できるようになる。
 「インターネットに接続する簡易端末」は、現在開発されているものを含めると次の三つに分類できる。
〔インターネット・セットトップ〕
 ビデオゲーム機の機能に、家庭用テレビに接続する機能及び電話回線や専用線回線を通じてインターネットに接続する機能をプラスしたタイプで、簡便にインターネット接続を可能にし、ホームページを探索できるセットトップ・ボックスである。これにより、家庭用のテレビで、インターネットのホームページを放送番組を見る感覚で楽しむことができ、自分の好きな情報を世界中のWWWサーバから入手することができる。
〔ネットワークPDA〕
 低価格で、移動体通信を利用してインターネットへアクセス可能な次世代型のPDA(携帯型情報通信端末)のタイプである。外出先からでも会社のデータベースを利用するなどの使い方も可能である。
〔ウェッブ・クライアント〕
 インターネットに接続された安価な端末で、プログラムやソフトウェア等は、ネットワークから直接ダウンロードして使うタイプである。従来のパソコンから、ネットワーク接続以外の機能(フロッピーディスク駆動装置及びハードディスク装置、メモリ)を取り去り、機能を最小限にした装備となる。

 

インターネット・セットトップ ウェッブ・クライアント

 

 

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