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近年、南関東地域において直下型地震の発生が懸念されており、地震関係各機関・組織において南関東地域直下の地震への取組が急速に強化されてきている。 郵政省では、通信総合研究所が開発し、研究成果を挙げてきたVLBI及びSLR技術を活用し、1cm単位の精度で定常的に地殻変動の三次元的変化を観測できる観測施設を首都圏の4地点に設置し、首都圏における地震の前兆を監視するシステムを整備した。小金井局(東京都)、鹿島局(茨城県)、三浦局(神奈川県)に続き、7年度第一次補正予算により、館山局(千葉県)を設置しVLBI観測施設を整備するとともに全局にSLR観測施設の整備を行い、8年度以降にこの4局による首都圏地殻変動連続観測を開始することとしている(第2-3-1図参照)。