平成8年版 通信白書

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第2章 情報通信政策の動向

(2)  マルチメディア移動アクセスに関する検討

 移動体通信のマルチメディア化のためには、有線系システムに見合う伝送速度を有する超高速移動体通信システムの構築が必要であるが、これについては、国内をはじめ国際的にも本格的な検討がされていない状態である。本格的整備が進められている光ファイバとシームレスに接続できる移動体通信システムを構築し、携帯端末による高精細テレビ会議、駅や空港でのバーチャルオフィスを実現するため、今後、超高速移動体通信システム及び高速無線LAN、高速無線アクセスの両方を包含する幅広い高速移動アクセスを指す概念である、マルチメディア移動アクセス(MMAC)について本格的に検討を進める必要がある。
 そこで郵政省では、7年7月から、「マルチメディア移動アクセスに関する調査研究会」を開催し、マルチメディア移動アクセスの技術基準等について、8年4月をめどに調査研究を進めている。

 

 

第2章第4節3(1) マルチメディア移動体通信の推進 に戻る (3) 移動通信の普及促進 に進む