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第1章 平成7年情報通信の現況(2) 放送サービス激動する国際情勢の中で、諸外国の対日理解を促進するとともに在外邦人に対して必要な情報を提供するため、我が国からの国際放送の果たす役割は極めて重要となっている。 我が国からの国際放送は現在、ラジオ放送においては、NHKによる短波国際放送の「ラジオ日本」、テレビジョン放送においては、NHKにより7年4月から開始された委託協会国際放送業務が行われている。 このうち「ラジオ日本」では、国内送信所(茨城県:KDD八俣送信所)から直接送信する放送と、海外各地の中継局を経由して間接送信する中継放送を行っている。中継放送では7年4月に、大西洋の英領アセンション島を中継局としてアフリカ中部・西部地域向け放送が開始された。 7年度の放送時間をみると、全世界に向け日本語と英語で放送する一般向け放送は、1日当たり延べ31時間で、特定地域に向けその地域で使われている言語を用いて放送する地域向け放送は、21言語で1日当たり延べ34時間であった。 ![]()
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