平成8年版 通信白書

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第1章 平成7年情報通信の現況

(3)  郵便サービス


 ア 国際郵便物数の動向
 7年度の国際郵便物数は、4億通(個)(対前年度比10.3%増)である。
 これを差立(外国あて)と到着(我が国あて)でみると、差立が1億 2,278万通(個)(対前年度比 1.4%減)、到着が2億 8,089万通(個)(同16.3%増)となっている(第1-1-43図参照)。
 差立の内訳では、通常郵便物が1億 1,487万通(対前年度比 1.9%減)、小包郵便物が 292万個(同 0.9%減)となっている。EMSは、 499万通(個)(対前年度比11.0%増)となっている。到着の内訳では、通常郵便物が2億 7,328万通(対前年度比15.9%増)、小包郵便物が 360万個(同18.7%増)となっている。EMSは、 401万通(個)(対前年度比55.6%増)となっている。
 なお、EMSの取扱国は、7年度にボツワナ、クロアチア及びネパールの3か国が増え、7年末現在、世界 114か国(地域)となっている。
 イ 国際郵便サービスの改善
 郵政省が7年度に実施した国際郵便サービスの改善のうち、主なものは次のとおりである。
 (ア)  航空通常郵便物等の料金引下げ
 8年3月から航空通常郵便物のうち、航空書状については平均25%、航空印刷物については平均2%、航空小型包装物については平均7%の料金引下げを行い、また、重量段階を内国郵便物と同様の区分に簡素化した。
 また、7年4月から国際電子郵便の料金が約12%引き下げられた。
 (イ)  エコノミー航空郵便物の取扱対象の拡大
 郵政省は、一般航空扱い及び船便扱いのみとなっていた小形包装物の扱いに、7年4月から船便扱いより送達速度が速く一般航空扱いより料金が安くなるエコノミー航空扱い(SAL)を加えた。エコノミー航空扱いのサービスの取扱国(地域)は、7年度末現在、78か国(地域)となっている。



第1-1-43図 国際郵便の引受郵便物数の推移

 

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