平成8年版 通信白書

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第2章 情報通信政策の動向

(5)  広帯域ISDN利活用方策の技術開発の促進

 ア 奈良リサーチセンターの拡充
 郵政省では、7年度第一次補正予算により、通信・放送機構に対し出資を行い、同機構では、奈良リサーチセンターで現在実施している高度映像通信プロジェクトの拡充を図るとともに、広帯域ネットワークを通じて、三次元コンピュータグラフィックスのやり取り等の高度な映像通信を行うための研究開発施設を整備した。
 ここでの研究成果は、海の生き物を映像素材とした電子水族館「アクアミュージアム」の形で広く公開されている。
 また、通信・放送機構では、関西文化学術研究都市を中心に広帯域ISDNの実用化実験に取り組んでいる新世代通信網実験協議会等との共同実験を実施していくこととしている。
 イ 分散型映像ネットワークの利用技術に関する研究開発
 郵政省では、7年度第二次補正予算により、通信・放送機構に対し出資を行い、同機構では、分散して設置された複数の映像等のデータベースを広帯域ISDNを介して、効率良く利用する方法を実現するのに必要な技術の研究開発を行うため、厚木市(並列処理技術の研究開発)及び浜松市(ディレクトリ技術の研究開発)にリサーチセンターを整備した。

電子水族館

 

 

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