平成8年版 通信白書

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第2章 情報通信政策の動向

(5)  デジタル映像技術開発の推進

 郵政省では、電気通信技術審議会の答申「21世紀を展望したデジタル映像技術の在り方について」(5年1月)を受けて、デジタル映像技術の研究開発を推進しているが、7年度における主な施策としては、以下のものがある。
 ア 国際標準化活動への寄与
 通信・放送・蓄積メディアにおける統一的な映像符号化技術であるMPEG-2の国際標準化作業においては、その相互運用性や符号化特性を確認するための実験が重要である。郵政省では、通信・放送機構の出資により設立された(株)横浜画像通信テクノステーションにおいて、NHK等と共同で7年10月及び12月にMPEG-2確認実験を実施し、MPEG国際標準化会合へ寄与文書を提出した。
 イ 超高精細映像の広帯域ISDN伝送実験
 遠隔医療及び遠隔出版等の高度な映像通信利用技術の研究開発を行うため、通信・放送機構奈良リサーチセンターにおいて、7年5月から超高精細映像を広帯域ISDNで伝送する実験が開始されている。
 ウ 高度映像技術開発推進会議(AIM)
 メディア融合時代における次世代映像システムの研究開発の推進を総合的に行うために5年2月に設立されたAIMでは、7年度から次世代映像アーキテクチャ、映像メタデータ、超高精細映像、インターネット高度映像等のテーマに関する研究を行っている。

超高精細デジタル映像システム

 

 

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