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第Ⅰ部 特集① 令和6年能登半島地震における情報通信の状況
第1節 震災関連情報の収集と発信

(2) Suicaを活用した避難者情報の把握

石川県は1次避難所に来る避難者らにそれぞれIDが付与されたSuicaを配布し、氏名・住所、生年月日、連絡先などの個人情報をひも付けてシステムに登録した。避難者が避難所を訪れたり、物資を受け取ったりする際に、避難所に設置のカードリーダーに配布したSuicaを読み込ませることで、避難者情報とニーズの正確な把握が可能となり、要請に基づいて物資を避難所に届けるプル型の物資支援を促進した(図表Ⅰ-2-1-2)。なお、これまでデジタル庁では、避難所の避難者情報把握のためにマイナンバーカードを活用する実証を推進していたものの、今般の震災ではカードリーダーの準備が間に合わなかったために活用が行われなかった1

図表Ⅰ-2-1-2 Suicaを使った避難者情報把握
(出典)デジタル庁「令和6年能登半島地震の対応におけるデジタル技術を活用した被災者情報の把握の取組」


1 河野デジタル大臣記者会見要旨(令和6年1月26日)デジタル庁
<https://www.digital.go.jp/speech/minister-240126-01別ウィンドウで開きます>

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