国内外で議論を巻き起こしつつも、利用者の拡大を続けてきた生成AIのサービスは、国民生活にどの程度浸透しているか。総務省は、日本、米国、中国、ドイツ、英国の国民を対象に、生成AIを含む“デジタルテクノロジー”の利用状況等のアンケート調査を実施した。
これによると、生成AIを“使っている”(「過去使ったことがある」も含む)と回答した割合は日本で9.1%であり、他国と比べて低かった(図表Ⅰ-5-1-1)。
使っていない理由については、各国とも「使い方がわからない」、「自分の生活には必要ない」との回答が多く、「情報漏洩、安全性、セキュリティに不安がある」との回答の割合は低かった(図表Ⅰ-5-1-2)。
一方、今後の暮らしや娯楽における生成AIの活用意向について聞いてみると、日本では「既に利用している」と回答した割合は低いものの、「ぜひ利用してみたい」「条件によっては利用を検討する」と回答した割合は6〜7割程度あり、潜在的なニーズがあることがうかがえた(図表Ⅰ-5-1-3)。
【関連データ】生成AIの利用意向(項目別)
URL:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r06/html/datashu.html#f00060(データ集)