第Ⅰ部 特集① 令和6年能登半島地震における情報通信の状況
第2節 通信、放送、郵便等の状況

(3) その他

ア 防災行政無線

地方公共団体が無線局を開設し、整備した防災行政無線については、石川県珠洲市、穴水町、志賀町等から被害が報告された。被害が大きかった珠洲市では、津波により一部の音声拡声子局が損失したほか、山上中継局の停波により配下の子局が停止する事象が複数発生した。なお、5月8日時点においても、猫ヶ岳の山上中継局が停波中となっている8

イ 自営通信システム(MCA無線)

災害に強い通信手段として行政機関等で使用されているMCA無線システムについては、国内サービスエリアに異常は見られなかった。石川県中能登町設置の同報用子局のうち、2局が停止したものの、その後復旧が報告されている。



8 総務省,令和6年能登半島地震に係る被害状況等について(第101報)(2024年5月8日)

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