第Ⅱ部 情報通信分野の現状と課題
第8節 ICT国際戦略の推進

(11) ICANN

インターネットの利用に必要不可欠なIPアドレスやドメイン名等のインターネット資源については、重複割当ての防止など全世界的な管理・調整を適切に行うことが重要である。現在、これらのインターネット資源の国際的な管理・調整は、1998年(平成10年)に非営利法人として発足したICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)が行っており、IPアドレスの割当てやドメイン名の調整のほか、ルートサーバ・システムの運用・展開のための調整やこれらの業務に関連する方針等の策定を行っている。

総務省は、ICANNの政府諮問委員会(各国政府や国際機関などが参加)の議論に積極的に参加・貢献している。例えば、DNSの不正利用については、ICANNとレジストラの間で締結する契約の条項改定案に係る意見募集に対して意見を提出したほか、インターネット上の不法行為の抑止に向けてICANNにおける継続的な議論の必要性について問題提起している。

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