Web3は、ブロックチェーン技術を基盤とする分散型ネットワーク環境又はインターネットの概念を指す言葉であり、ブロックチェーン、NFT等のテクノロジーを総称する言葉としても使われている。A.T.カーニーによれば、Web3のグローバル市場は2021年の5兆円から2027年には約13倍の67兆円に成長し、国内市場は2021年の約0.1兆円から2027年には20倍を超える約2.4兆円まで成長すると予測されている。
ここでいう市場規模はWeb3関連事業での売上であり、①プロトコル(ブロックチェーンインフラそのものを活用したビジネス、暗号資産のトランザクション手数料等)②アプリケーション(ブロックチェーンを活用したビジネス、ブロックチェーンゲームのゲーム内課金等)③コンテンツ・IP(プロトコル・アプリケーションに付与されるブランド・アニメ等の価値、NBAトレーディングカードを利用したブロックチェーンゲーム等)が含まれる。Web3の実用化について、NFTを活用する大企業が増加しており、アシックスはNFTシューズの販売等を行っている17。
【関連データ】Web3関連の市場規模
出典:A.T.カーニー「劇的に変化するWeb3市場」18を基に作成
URL:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r06/html/datashu.html#f00171(データ集)
17 https://corp.asics.com/jp/press/article/2021-07-13-1
18 https://www.jp.kearney.com/issue-papers-perspectives/web3-market-growth-scenario