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第Ⅱ部 情報通信分野の現状と課題
第5節 国内外におけるICT機器・端末関連の動向

(2) 機器別の市場動向

ア 5G基地局

2023年の世界の5G基地局(マクロセル)の市場規模(出荷額)は4兆1,184億円(前年比3.3%増)となり、日本では3,157億円(前年比4.0%増8)となった(図表Ⅱ-1-5-3)。両市場ともに緩やかなピークアウトが見込まれるものの、引き続き高水準を維持するものとみられる。また、2023年の世界の5G基地局(マクロセル)のシェア(出荷額)は、首位がHuawei(28.0%)、2位がEricsson(24.1%)、3位がNokia(19.3%)であった。このように、5G基地局(マクロセル)の市場(出荷額)では、海外の主要企業が高いシェアを占め、日系企業の国際競争力は低い状況にある。

他方で、日系企業は、携帯基地局やスマートフォンなどに組み込まれている電子部品市場(売上高)では、2022年時点で世界の33%のシェアを占めると見込まれており、Beyond 5Gに向けた潜在的な競争力は有していると考えられる(図表Ⅱ-1-5-4)。

図表Ⅱ-1-5-3 日本の5G基地局(マクロセル)の市場規模(出荷額)
(出典)Omdia
図表Ⅱ-1-5-4 世界の電子部品市場(売上高)のシェア(2022年)
(出典)Omdia

【関連データ】世界の5G基地局(マクロセル)の市場規模(出荷額)

出典:Omdia

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【関連データ】世界の5G基地局(マクロセル)のシェア(出荷額)

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イ マクロセル基地局(5G含む)

2023年の世界市場の出荷金額ベースのシェアは、首位がHuawei(31.3%)、2位がEricsson(24.3%)、3位がNokia(19.5%)となっており、日本企業は合計で2.3%を占めている。(図表Ⅱ-1-5-5)。

図表Ⅱ-1-5-5 世界のマクロセル基地局市場のシェア(2023年・出荷額)
(出典)Omdia
ウ 企業向けルーター

2023年の世界市場の出荷金額ベースのシェアは、首位がCisco(70.4%)、2位がH3C(10.7%)、3位がEkinops(2.7%)となっている。

2023年の日本市場の出荷金額ベースのシェアは、首位がCisco(28.1%)、2位がNEC(25.4%)、3位がYamaha(21.4%)となっている。

【関連データ】世界の企業向けルーター市場のシェア

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【関連データ】日本の企業向けルーター市場のシェア

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8 ドルベースでは、2.7%減となっている。

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