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第Ⅱ部 情報通信分野の現状と課題
第6節 ICT利活用の推進

(2) メタバース等の利活用に関する課題整理

総務省では、安全・安心なサイバー空間の確保に向けた対応を進めることが必要であるという認識の下、将来的にメタバースがより一般に普及することを見据え、サイバー空間に関する新たな課題について把握・整理すべく、2022年(令和4年)8月から2023年(令和5年)7月まで「Web3時代に向けたメタバース等の利活用に関する研究会9」を開催した。

同研究会では、メタバース等の仮想空間の利活用に関して、利用者利便の向上、その適切かつ円滑な提供及びイノベーションの創出に向け、ユーザーの理解やデジタルインフラ環境などの観点から、様々なユースケースを念頭に置きつつ情報通信行政に係る課題の整理に取り組み、2023年(令和5年)7月に報告書10を取りまとめた。

報告書では、メタバース等の発展に向けたアバターに係る課題を始めとした6つの論点と課題、メタバースの理念に関する国際的な共通認識の形成等の課題解決の方向性が示された。報告書の内容を受け、ユーザーにとって安心・安全なメタバースの実現に向けて、メタバースの民主的価値に基づく原則等の検討やメタバースに係る技術動向等のフォローアップを行うとともに、国際的なメタバースの議論にも貢献することを目的として2023年(令和5年)10月から新たに「安心・安全なメタバースの実現に関する研究会11」を開催し、2024年(令和6年)3月にメタバースの原則(1次案)を示しており、同年夏頃を目処に報告書の公表を予定している。



9 「Web3時代に向けたメタバース等の利活用に関する研究会」の開催(報道資料)
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01iicp01_02000109.html別ウィンドウで開きます

10 https://www.soumu.go.jp/main_content/000892205.pdfPDF

11 「安心・安全なメタバースの実現に関する研究会」の開催(報道資料)
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01iicp01_02000121.html別ウィンドウで開きます

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