総務省トップ > 政策 > 白書 > 令和6年版 > これまでの取組
第Ⅱ部 情報通信分野の現状と課題
第7節 ICT技術政策の動向

第7節 ICT技術政策の動向

1 概要

(1) これまでの取組

総務省では、次世代の基幹的な情報通信インフラとして、あらゆる産業や社会活動の基盤となり、国境を越えて活用されていくことが見込まれるBeyond 5Gに向けた取組を中心として、情報通信分野の技術政策を推進している。

具体的には、2020年(令和2年)6月に総務省が「Beyond 5G推進戦略」を策定して以降、情報通信審議会において「Beyond 5Gに向けた情報通信技術戦略の在り方」に関する審議が進められるとともに、これを踏まえた研究開発基金を設置し、民間事業者等によるBeyond 5Gの研究開発及び国際標準化活動に対する支援を強化してきている。

また、2021年(令和3年)3月に閣議決定された「第6期科学技術・イノベーション基本計画」における国民の安全と安心を確保する持続可能で強靱な社会等の実現に向け、関係府省が連携・協力して先端分野の研究開発等を推進しており、総務省は、AI、量子、リモートセンシング、宇宙等の分野における取組を進めているところである。

国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)においては、第5期中長期計画期間(2021年(令和3年)4月〜2026年(令和8年)3月)において、重点5分野(電磁波先進技術、革新的ネットワーク、サイバーセキュリティ、ユニバーサルコミュニケーション、フロンティアサイエンス)についての基礎的・基盤的な研究開発等を推進している。

さらに総務省は、技術イノベーションの創出や、社会実装の担い手の一つであるスタートアップについて、先端的なICTの創出・活用による次世代の産業の育成に向けた支援を行っている。

テキスト形式のファイルはこちら

ページトップへ戻る