世界の情報端末の出荷額は、2016年以降増加傾向にあったが、2023年は減少し、76兆4,787億円(前年比17.1%減)となった9(図表Ⅱ-1-5-6)。内訳をみると、スマートフォンとPCが中心となっている。
日本の情報端末の生産額は、2017年まで減少傾向であったが、2018年以降増加に転じた後2020年から再び減少したが、2023年で増加に転じ1兆385億円(前年比11%増)となった(図表Ⅱ-1-5-7)。内訳をみると、携帯電話・PHS10が2010年代中盤までは大きかったが、その後縮小し、現在はデスクトップ型PC、ノート型PC、情報端末11が中心となっている。
9 ドルベースでは、前年比22.4%減となっている。
10 2019年以降は、携帯電話・PHSの生産額は非公表となったため、無線通信機器(衛星通信装置を含む)から放送装置、固定通信装置(衛星・地上系)、その他の陸上移動通信装置、海上・航空移動通信装置、基地局通信装置、その他の無線通信装置、無線応用装置を引いた値を使用している。また、2022年から無線通信機器(衛星通信装置を含む)の生産額が非公表となったためゼロとなっている。
11 外部記憶装置、プリンタ、モニターなど。情報キオスク端末装置は非公表の年があるため、それを除いた値を使用。
12 https://www.meti.go.jp/statistics/tyo/seidou/index.html