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第1部 特集 データ主導経済と社会変革
第1節 スマートフォン社会の到来

(3)SNSがスマホ利用の中心に

スマートフォンの普及と軌を一にするように利用が増加してきたのがSNSである。

我が国における代表的なSNSであり、経年比較可能なLINE、Facebook、Twitter等の6つサービスのいずれかを利用している割合をみると、全体では、2012年の41.4%から、2016年には71.2%にまで上昇しており、スマートフォンと合わせてSNSの利用が社会に定着してきたことがうかがわれる。年代別にみると、10代20代は2012年時点から利用率が比較的高い傾向にあったが、20代は2016年には97.7%がいずれかのサービスを利用しており、この世代ではスマートフォンやSNSが各個人と一体ともいえる媒体となっている。40代50代は2012年時点の利用率はそれぞれ、37.1%、20.6%であったが、2014年から2015年にかけ利用率が上昇し、2016年にはそれぞれ利用率が80%程度、60%程度となっている。

図表1-1-1-11 代表的SNSの利用率の推移(全体)
(出典)総務省情報通信政策研究所「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」
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図表1-1-1-12 代表的SNSの利用率の推移(年代別)
(出典)総務省情報通信政策研究所「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」
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図表1-1-1-13 主なSNSの利用率(2016年 全体・性年代別)
(出典)総務省情報通信政策研究所「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」
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普及状況からみても、スマートフォンとSNSは似た軌跡を描いており、両者があいまってスマートフォンや関連サービスの利用拡大につながっていると考えられる。

SNSはコミュニケーションツールにとどまらず他のサービスにおける活用や他のサービスとの連携も行われている。

例えば、本章にて後述するようにマーケティングに活用している例、FinTechやシェアリングサービスで、SNSの利用状況を基に個人の取引の信頼性を担保する例などがある。

また第5章にて後述するように災害時に利用する情報メディアとしてもスマートフォンやソーシャルメディアが一定の地位を占めていることからも、SNSはスマートフォンとともに社会の基盤といえるツールになりつつあると考えられる。

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