総務省トップ > 政策 > 白書 > 29年版 > コミュニティ放送を活用した自動起動ラジオの周知・展開及び防災・災害情報の多重化
第1部 特集 データ主導経済と社会変革
第5節 防災分野における情報化の推進

(2)コミュニティ放送を活用した自動起動ラジオの周知・展開及び防災・災害情報の多重化

2020年に向けたアクションプランの中で、市町村の既存の災害情報伝達システムを補完する機能を持つ、効率的かつ低廉な地域に根ざしたコミュニティ放送による災害情報を自動起動ラジオで受信する事例を取りまとめ、周知・展開を図ることとしている。2016年11月のアンケートでは、コミュニティ放送事業者303者中、90者が導入済みとなっている。事例集作成に向けて、全国から推薦のあった事例のうち28事例を選定した。

自動起動ラジオは、災害時には、高齢者等の災害時要援護者に対して、室内・室外問わず、各地域に即した災害情報や避難情報を伝えることができるなど、防災行政無線の戸別受信機を補完する地域密着メディアである。災害時における高齢者等への地域に密着した情報伝達を確保するためには、自治体による自動起動ラジオの整備に係る費用を支援することが必要であり、新たな支援措置について検討する。

図表5-5-4-1 自動起動ラジオの導入事例
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