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第2部 基本データと政策動向
第6節 ICT研究開発の推進

(2)ICTによる社会インフラ維持管理

高度経済成長期に集中的に整備された社会インフラの老朽化が進み、効果的・効率的に社会インフラを維持管理していくことが課題となっている。このため、総務省では、センサ等のICTを活用した効果的・効率的な社会インフラの維持管理を可能とするため、センサで計測したひずみ、振動等のデータを、高信頼かつ超低消費電力で収集・伝送する通信技術等の研究開発・国際標準化に取り組んでいる。

平成28年度は、超低消費電力通信用LSIの性能改善のための第三次試作を行い、コンクリート橋及び鉄橋の部材近傍での技術実証を実施し、既存技術と比較して1/1000以下の消費電力並びに5m以上の交信距離を確認した。また、引き続き、福井県鯖江市において、通信環境の厳しい30メートル級の鋼橋において、バケツリレー方式でセンサのデータを伝送するマルチホップネットワークの高度化等の技術実証を実施した。

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