総務省トップ > 政策 > 白書 > 29年版 > 経営課題解決に向けたICTの利活用
第1部 特集 データ主導経済と社会変革
第2節 働き方改革とICT利活用

(3)経営課題解決に向けたICTの利活用

経営課題の解決をICTの利活用を通じて行うことは少なくない。そこで、経営課題の解決におけるICT利活用の状況についてみた(図表4-2-2-8)。全般的に三大都市圏の企業の方が経営課題解決におけるICTの利活用率は高く、特に「社内情報の活用・共有の活発化」、「管理の高度化」、「経験やノウハウのデジタル化」では差が大きかった。

図表4-2-2-8 経営課題解決にICTを利活用している企業の比率
(出典)総務省「ICT利活用と社会的課題解決に関する調査研究」(平成29年)
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続いて従業員数300人以下の企業を対象に、経営課題の解決のためにICTを利活用した企業のうち、ICTの利活用によって効果が得られた企業の比率についてみると、ICTの利活用率では三大都市圏の方が高かったものの、ICTを利活用することによって効果を得ている企業の比率は地方圏の方が高い(図表4-2-2-9)。特に「生産性」、「経営改革」、「人材力」に関する経営課題において、効果を得ている企業が多くなっている。すなわち、ICTの利活用に取り組むことによる効果は、地方圏の企業の方が享受しやすいとも言え、地方圏でのICTの利活用がより進展することによって、生産性向上等の社会的課題の解決につながり得るものと考えられる。

図表4-2-2-9 経営課題解決にICTを利活用した企業のうち、効果が得られた企業の比率(従業員数300人以下)
(出典)総務省「ICT利活用と社会的課題解決に関する調査研究」(平成29年)
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