総務省トップ > 政策 > 白書 > 29年版 > SNS情報やビッグデータの積極的な活用(DISAANA/D-SUMM)
第1部 特集 データ主導経済と社会変革
第4節 熊本地震の教訓とICT

2 新たなICTツールの活用と期待される効果

(1)SNS情報やビッグデータの積極的な活用(DISAANA/D-SUMM)

熊本地震においては、停電の発生が限定的で、通信回線も問題なく利用することが可能であったことから、被災者によるSNS等を活用した情報発信が積極的に行われた。一方、情報が大量に拡散し、情報の時点や真偽の確認が困難なSNSを活用した情報収集に積極的に取り組むことが難しかったことがインタビュー調査から明らかにされている。

このような状況を改善し、鮮度の高い被災者のニーズ等に関する情報をSNSから直接収集できるようにDISAANA、D-SUMMを活用した情報収集が望まれる。一方で、災害時に限定した活用は操作する側にとっても難しい可能性があることから平時からツールを活用し、災害時にも問題なく利用できるよう運用していくことが求められる。

テキスト形式のファイルはこちら

ページトップへ戻る