総務省トップ > 政策 > 白書 > 27年版 > 地域の課題とICT
第2部 ICT が拓く未来社会
第3節 地域の課題とICT

第3節 地域の課題とICT

本章冒頭で、我が国の地方は、人口減少を契機に、「人口減少が地域経済の縮小を呼び、地域経済の縮小が人口減少を加速させる」という負のスパイラルに陥っていることを述べた。そのような地域経済の現状を好転させ、「地方創生」を実現していくためには、既に述べた「雇用の質」の向上等を通じた定住人口の回復に加えて、交流人口の拡大を図ることが有効と考えられる。そこで本節ではまず、ICTによる交流人口拡大の可能性について検討する。

また、地方は定住人口の回復や交流人口の拡大以外にも、効率的・効果的な地域医療の提供や社会インフラの維持管理、地域住民への移動手段の提供といった様々な課題を抱えている。そこで本節では、こうした様々な課題の解決にICTがどのように役立ち得るかを、具体的な事例の紹介を通じて示す。最後に、地方公共団体へのアンケート結果の分析を通じて、地域においてICT利活用が実際どの程度進展しているか検証する。

テキスト形式のファイルはこちら

ページトップへ戻る